看護学校の定員割れが、なぜ起きているのか?

昨今の人手不足は医療関係にも影響してきています。

その一つに看護学校の定員割れがニュースとなっています。

私自身、医療関係で勤めている中で日々感じている内容で、

年々おかれている環境が厳しく感じています。

そこで今回は、なぜ看護学校の定員割れが起きているのか?

要因として、

  • 少子化の影響などで定員割れが続いている
  • 近年は看護学校のように専門学校ではなく、大学進学を志望する人が増えている傾向

をまとめていきたいと思います。

なぜ看護学校の定員割れが起きているのか?

少子化については現在も急激に進んでいるため致し方がないことだと思います。

大学進学を志望する人が増えたのは、「正看護師」「准看護師」の違いが大きいと思われます。

違いとしては、

1 .免許の違い

 正看護師:厚生労働大臣が免許を与える国家資格。

 准看護師:各都道府県知事が免許を与える「都道府県資格」で国家資格ではありません。

2.業務範囲・指示の違い

 正看護師:

  医師の指示のもと診療の補助を行うが、多くの場面で自ら判断して看護を組み立てる役割

 准看護師:

 医師・歯科医師・看護師の「指示を受けて」療養上の世話や診療の補助を行う。自分の判断だけで業務を行えず、年齢や経験に関係なく看護師へ指示を出す立場にはなれない。つまり、ステップアップ、キャリアアップに繋がりにくくなってしまうことがデメリットとなる。

3.養成課程・学歴の違い

 正看護師:

 受験資格は「高校卒業以上」で、看護大学・短大・専門学校などで3〜4年(3000時間以上)の看護課程を修了後、国家試験を受験。

 准看護師:

 受験資格は「中学卒業以上」で、准看護師養成所や准看護師課程のある高校で2年(1890時間以上)学び、都道府県試験を受験。

 受験資格、学習期間の違いがあります。

4.給与面の違い

 下記のように月返金の給与で約7万程度の差があります。

賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額において、医療業の看護師と准看護師の給与は6.99万円(2024年)の差があるため、看護師比率の上昇により看護職員への人件費が増加することになる。

引用:厚生労働省

 2025年の賃金構造基本統計調査をもとにした全国平均では、年収の目安は次の通りになります。

資格平均年収の目安平均年齢差額
正看護師約524万円42.1約97万円
准看護師約427万円51.8ー

役職、勤務形態(夜勤の有無)、手当、等で変動はあると思いますが、月平均の給与からも差があるため年間の差額は大きくなる傾向があると思います。

まとめ

確かに少子化の影響はで出ていると思います。

それ以外に考えなければならない事として

正看護師、准看護師とでは、給与面で年間約100万円違うと、

定年まで考えると数千万単位で差が出てくると思います。

正看護師になるまでに学校に通う期間が長く、

社会に出るまでに学費が多く事もありますが、

それ以上にメリットがあると思います。

私自身子どもを持つ親として、

もし自分の子どもが看護師になりたいと言ってきたら

キャリアアップが望みやすく選択肢が多い

正看護師を勧めると思います。

正看護師、准看護師ともに貴重な存在でありますが、

自分自身の人生・可能性を考えると大学を選ぶ人が多くなるのも必然なのかなと思います。

大学に進学できれば、本人が望むのであれば大学院への進学や

他の職種も選択できる可能性が増える事もメリットになると思います。

もし看護師になりたいと思っている方は、

上記の事を理解した上で

後悔のない選択をしてもらえればと思います。

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