先日、看護学校の定員割れがなぜ起きているのか?を記載しました。
看護学校の定員割れが、なぜ起きているのか? | しがない医療職のつぶやき フロール
この問題が地域医療に与える影響は少なくありません。
私自身、医療従事者として日々感じています。
今回は、地域医療に与える影響について
医療従事者が需要に対して不足している
企業体力がない病院、クリニックなどの倒産
をまとめていきたいと思います。
医療従事者が需要に対して不足している
この少子高齢化のなか2040年に就業者数が大きく低下していきます。
看護学校の定員割れが続くと、
今後の人材確保がますます難しくなる事が考えられます。
地方では人口減少が著しい箇所もあり
人材確保が出来ずに倒産する病院・クリニックが出てくる可能性があります。
実際に最近では病院の分院やクリニックなど
働き方改革の影響もありますが、閉鎖・倒産する所も出てきています。

企業体力がない病院、クリニックなどの倒産
診療報酬改定があり、営業利益が増えている箇所もありますが
インフレによって経営コストが上がり
赤字経営の病院が多くあります。
地方では市町村の財源で穴埋めしている病院もあります。
(地方の財政も年々厳しくなりつつあります。今回は割愛します。)
人材確保のため高い給料を提示しなければ人材が集まりませんが
診療報酬は国で定められているため、利益の上限が決まってきます。
利益を上げるためには患者さんの人数を増やすしか方法がありませんが
地方では人口減少で上げていく事が難しいと思われます。
また企業体力がない病院やクリニックは、
給料を上げられず人材不足で倒産するリスクがあります。
言葉はあれですが経営人として考えるのであれば
正看護師より人件費が安い准看護師の方が
経営コストを小さくする事ができます。
(全員を正看護師で雇うよりも、何人か准看護師を混ぜて雇った方がトータルで人件費の削減に繋がります。年間で正看護師と准看護師の年収の差が平均で約97万程度あるため、人数が増えるだけコスト面が大きく違ってくると思います。詳しくは看護学校の定員割れが、なぜ起きているのか? | しがない医療職のつぶやき フロールを合わせて読んで頂ければと思います。)
地方では人件費の増加で採算が合わなくなり、
企業の撤退や倒産が起こる可能性が考えられます。
まとめ
今回は看護学校の定員割れが地方に与える影響でしたが
人材不足や人件費の面でも大きく影響が出てくる可能性があります。
もちろん賃上げができない企業が淘汰されるのは自然の流れですが
医療は公共サービスようになくてはならい存在です。
今後、病院・クリニックが家の近くになく
今までのように気軽に行けなくなる可能性も考えられます。
一個人としては、准看護師でも正看護師でも雇えるだけの企業利益を出し
地域医療が守られればと思います。
実際問題、医療報酬次第で利益状況は大きく変わりますが
医療費を上げるとなると
現役世代の負担や病院・クリニックを利用される患者さんへの
負担が大きくなるため、なかなか簡単ではないと思います。
医療を維持するために個人の負担を増やすのか
あるいは徐々に医療範囲を縮小していくのか
今後の国の方針を気にかけたいところです。

コメント