先日、医療従事者として気になるニュースがありました。
「働き続けたい」は減少傾向
日本看護協会の「2025年看護職員実態調査」では、看護職として働き続けたいと答えた人は62.9%で、2021年の前回調査の67.6%から低下しています。
将来の担い手確保にも課題があります。大学では看護師を目指す学生がほぼ定員どおり集まっている一方、専門学校などの看護師養成所では入学者が減っており、2025年度の定員充足率は79.5%まで低下しています。
なぜこのような事が起きているのでしょうか?
私自身、医療従事者として勤務していく中では、
当然の結果かなと感じています。
今回は看護師の労働環境・やりがい搾取が招く人手不足について
なぜ労働環境が人手不足に繋がるのか?
なぜやりがい搾取が起こり、人手不足に繋がるのか?
まとめていきたいと思います。
なぜ労働環境が人手不足に繋がるのか?
まず看護師の勤務体制が挙げられます。
病院ごとに違いがありますが
二交代制か三交代制があります。
まず二交代制ですが
メリットとして
- 夜勤回数が少なく、夜勤1回で2日分働く形になりやすい。
- 連休やまとまった休みを取りやすく、プライベートの予定を立てやすい。
デメリットとして
- 夜勤が16時間前後と長く、体力的負担が大きい。
- 忙しい病棟では休憩・仮眠が十分取れないこともあります。
次に3交代制ですが
メリットとして
- 1回の勤務が約8時間で、1回あたりの身体的負担が比較的少ない。
- 夜間もスタッフ数を確保しやすく、救急・集中治療などで採用されやすい。
デメリットとして
- 準夜・深夜が増え、出勤日数が多くなりやすい(夜勤回数が多い)。
- 生活リズムが乱れやすく、深夜帯の通勤など安全面の負担もあります。
どちらも一長一短があります。
特に私が大変だと感じるのは夜勤の体制です。
職場の勤務体制にもよりますが
看護師一人あたりが対応する患者さんが
16人~25人くらいと多いことです。
その患者さんの中で認知症が進み
徘徊する方だと看護師が付きっきりとなり
他の患者さんの対応ができない事もあります。
夜勤といっても行う事は多く
おむつ交換、医療処置、等様々あります。
人手不足や経営的に最低限の人数で行っていることもあり
インシデント(転倒、転落など)が発生するリスクもあります。
日本医労連が2026年6月に公表した調査では、回答した134医療機関の75.4%が看護職員の不足を訴えています。ここでいう看護職員には、保健師・助産師・看護師・准看護師が含まれます。看護職員不足による影響として、「患者サービスの低下」83%、「インシデント・アクシデントの発生」58%、「病棟・稼働病床の休止・削減」33%など、医療提供体制や安全面への悪影響が生じています。
人手不足で安定期に入っていない妊婦さんが夜勤を行い
流産に繋がったという声も聴いた事があります。
人手が少ない時間帯には、
休憩時間も短く休めないとの声もあります。
なぜやりがい搾取が起こり、人手不足に繋がるのか?
私の職場ではこのような事はありませんが
最初のYahooニュースの記事でもあるように
時間外や休日の研修を「あなたの勉強のため」と事実上強制され、
賃金は出ないなど言われる職場もあります。
本来は賃金や人員増で対応すべき負担を、
「患者さんのため」「成長のチャンス」などの言葉で我慢させる構造を指します。
確かにやりがいがある仕事で
人から感謝される仕事でもあります。
患者さんのためにスキルを学ぶ事もたくさんあります。
ただ私たち医療従事者もひとりひとりの生活があります。
やりがいだけでは、そろそろ限界にきていると思います。
まとめ
私自身、医療従事者として働いています。
幸い、勤めている職場は経営面が安定しており
賃金面は安定し、やりがいをもって働いています。
経営面が安定していない病院・クリニックでは
賃金を上げられず
今後ますます人が集まらず
医療を提供できない場所も増えてくると思います。
今後、医療難民の方が増えていきそうです。
(医療難民:必要な医療があるのに、制度や環境の理由で十分な医療を受けられない人を指す社会問題)
私自身、なにもこの件については対応できませんが
どうなるか行く末を気にかけていきたいと思います。

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