よく理学療法士は余っているのではないかと
話が出てくる事があります。
実際の所、理学療法士が全国どこでも余っている、とは言い切れません。
ただし、資格を持つ人が増えており、人気の病院・都市部・公立系などに限ると競争が強くなりやすい状況です。
理学療法士の数は増えている一方、高齢化などを背景に人材不足も続いていると説明されています。
では、なぜ余っていると言われているのでしょうか?
今回は、理学療法士が余っていると言われれている理由について
- 養成校の増加で、有資格者が増えた
- 病院では人員が足りている地域や職場がある
- 条件の良い求人に応募が集まりやすい
まとめていきたいと思います。
余っていると言われる理由
①養成校の増加で、有資格者が増えた
理学療法士の養成学校が目立って増え始めたのは、2000年(平成12年)ごろからです。
背景には、養成施設の開設基準が緩和されたことがあります。
理学療法協会の推計では、
理学療法士の養成校は2000年に118校、2010年には24校まで増え、
入学定員も大きく拡大したとされています。
つまり、2000年代に急増したと見るのが分かりやすいです。
その結果、毎年1万に以上の卒業生が出ています。
この結果からも余ると話が出ているのではないかと思われます。
②病院では人員が足りている地域や職場がある
特に新卒では、急性期病院と回復期リハビリテーション病院が人気です。
急性期病院では、
- 手術後や発症直後の患者さんを担当する
- 救急・集中治療、リスク管理などを学びやすい
- 大学病院や公立病院などは人気が高い一方、採用枠が限られる場合があります。
回復期リハビリテーション病院
- 脳卒中や骨折などの患者さんの退院支援に関わる
- 患者さんと長く関わりながら、基本的なリハビリを学びやすい
- 新卒の教育体制を整えている病院も多く、就職先として選ばれやすい傾向があります。
私の印象でも急性期と回復期は一般的で
基本的な知識を習得しやすいと思われます。
臨床実習でも様々な場所を経験しますが
急性期か回復期に就職したいと希望する学生が多いです。
一方で慢性期(介護分野)では
選択されにくい傾向もあります。
③条件の良い求人に応募が集まりやすい
急性期、回復期、慢性期とそれぞれある他にも
給料面、休みの取り方、福利厚生、などあります。
特に都市部への倍率が高い傾向があります。
都市部の傾向
- 大病院、大学病院、専門クリニック、訪問リハビリなど、職場の種類が多い
- 人気のある病院や待遇のよい求人に応募が集中しやすい
- 希望条件を細かく設定すると、競争が強くなることがある
- 給与やキャリアの選択肢は、勤務先によって幅が出やすい
地方の傾向
- 病院や介護施設、訪問リハビリなどで継続的に募集が出る地域がある
- 都市部より応募者が少なく、採用競争が緩やかな場合がある
- 一方で、職場の種類や求人数そのものは限られやすい
- 通勤可能な範囲を広げないと、希望条件に合う求人が少ないこともある
キャリアや選択肢を増やすとなると
都市部の方がチャンスが多く、人が多く集める傾向があります。
まとめ
理学療法士は余っているのか?と今回はまとめてみました。
私の職場は比較的地方ですが
年々理学療法士の求人が少なくなってきています。
10年前までは都市部は求人が少なく、
地方の病院は就職数が多くありましたが
今では地方でも狭き門となってきています。
高齢の方が増え、需要が増えているはずですが
都市部・地方でもおかれている状況で
大きく差が出ているようです。
高齢化が著しい県などでは
働けるスタッフが少なく、人が足りない箇所もあります。
働く場所を選ばなければ、まだまだ需要はあると思いますが
東京への一極集中が続いている中で
地方に行きたいと思う理学療法士がどれだけいるかが不明です。
もしこれから理学療法士を目指すのであれば、
どんなキャリアを歩んでいきたいのか?
どんな事をしていきたいのかを考えてみてはどうでしょうか?

コメント